2012年10月7日日曜日

TIME/タイム [DVD]

25歳で成長が止まり、その後の人生を所有する時間が通貨となって流通する世界で、お金(時間)を稼いで生きて行かなければならない世界の中で、貧富の差が所有する時間で表されていたのは面白かった。ただ、人間の成長が25歳で止まるという設定がいかにも機械的過ぎて、老いが無いということは全人類が25歳以下の人間で成り立っているということになり、ちょっと無理があると思う。 残り時間がその人間の死を意味する訳で、スリリングな生き方とも言えるかなとは思う。特に、事件の発端になるエリートが死にたくて時間を与えるという死ねる贅沢と、残り時間を気にしながら日々生きて行く死にたくない切迫。この対比は物語の本質なのかなと感じた。

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