2010年5月29日土曜日

自分の小さな「箱」から脱出する方法

興味を持った本ではないが、出張の移動時間に読んでみた。日常の中を模して、語り口調の物語ではあるが、箱に閉じこもってはいけないということを諭すと言う意味では、当たり前の事が書いてある。

五十而知天命。

ある意味では、自分が自分なりにやってきたことが書かれている本だったので、意外だった。でも、これを自分だけで実践せず、他人にも当てはめて考えてみろということなんだろうが、そう安気に構えている状況じゃないと思うんだけど。学校の宿題という訳にはいかないと思うので、言いたい事は解ったけど、そんなの知ってるよ、という内容だった。

若い人、これから伸びる人には是非読んでもらいたい。

2010年5月16日日曜日

グリーンゾーン

ちょうど都合が良かったのと割引鑑賞券があったので、観に行って来ました。賛否両論あるようですが、真相はどうであれ、イラクに大量破壊兵器はなったのと、その後の泥沼化したイラク情勢が、この映画をある意味で肯定する結果になっているんじゃないだろうか。

ITが戦場に出て、TV観戦するように戦争の映像がリモートで”楽しめる”なんて。なんと、恐ろしい世の中になったことだろう。情報戦が重要であるが、偽りをでっち上げて自分の保身のためになら戦争も起こすなんて、と捉えられかねられない。

でも、フレディが最後に言う一言がこの映画で訴えたかったことなんだろうと思う。原作を読まずに映画を見る。興味が出て来たら原作に挑戦する。そんな流れが合っているような気がして来た。

六本木

平日の夜しか歩いた事はなかったが、土曜日の夜の方がちょっといい感じ。会社の部下の結婚披露パーティの後、街を歩いてみたが、人通りが少なくてちょうどいい感じ。でも、やっぱり、六本木は自分には似合わないかな。

その後、帰ろうと電車に乗るが、途中、銀座で降りて、ちょっと軽く一杯。けばけばしくなく、優雅でもない、そんな銀座の外れでロックグラスを傾ける。

あぁ、これで、ちょっとかっこいいオヤジだったらなぁ。

2010年5月8日土曜日

千葉ポートサービス

横浜港ばかり行っていたので、たまには千葉港にも行ってみようと思い立って、5/2の日曜日に出かけた。千葉港は、船会社に就職後、辞令を受けて正規の乗組員(と、言っても最初は定員外)として23万トンの大型タンカーに乗船した記念すべき場所である。


ここから、通船で約40分かけて遥か沖合の京葉シーバースに係留しているタンカーまで移動するのだが、その通船に乗る場所が、ここ千葉ポートサービス。当時の建物はそのまま残っていて、中に入ると一瞬にして27年前が甦った。ここからタクシーで、海運局やら買い物やら遊びやらの場所に直行直帰。最初のタンカーには1年間乗船して、日本揚げ5航海の内3航海で千葉に立ち寄ったかな。通船に乗る時間が国内では一番長いんじゃなかろうか。だって、当時は無かった東京湾中央部の海ほたる近くまで船で行く訳ですから。

当時と比べて、ポートタワーができたり周辺が整備されていたりしているが、ここだけは変わり様が無いんだろうなぁ。あぁ、懐かしや、千葉港の玄関。

その前の年に同じタンカーに実習生として乗船して、沖縄から千葉まで航海して京葉シーバースで下船した時、通船から写した写真がこれ。時は流れ、時代は代わっても、懐かしい想い出は瞬時に甦る。1年暮らした家ですからね。

2010年5月3日月曜日

1Q84 Book3

やっと読み終わりました。これは一気に読まないと展開が一つに繋がらない位複雑な物語である。知人は5時間で読み終わったそうな。昨年、Book1&2は病院のベッドで読んだから、あっという間に読み終わったけど、今回は約2週間かかりました。

村上春樹の小説は、ホントに難解である。これは、恋愛小説なのでしょうか。それとも、推理小説なのでしょうか。何故、二人は再会しなければならなかったのでしょうか。

まだまだ、謎の多い物語。