2010年4月29日木曜日

坂本冬美

また君に恋してるを iTune で購入。昨年からCMソングで密かに人気が出て来ているのは知っていたが、改めて聞いてみようとクリックして購入。坂本冬美と言えば、色々あるが、若い頃から非常に魅力的な演歌歌手であった。まぁ、はっきり言うと好みのタイプである。

演歌の歌い方を殺して、ポップス風に歌った事で人気が出たのかも知れない。まぁ、時々、コブシが入るのはしかたないだろうが、彼女の歌声は心に届く。

ラブソングという言い方は欧米化の表れであるが、そもそも日本人の心には演歌が似合うんだから、日本の歌とか言えばいいのにね。と、このブログを書きながら、当然聞いているのは坂本冬美が歌う「片思い」である。あぁ、切なぃ。

2010年4月25日日曜日

めくらやなぎと眠る女


村上ワールド短編小説の集積であるこの本を何故読もうと思ったか。それは、1Q84-book3が発売されるまでの時間つなぎであった。だいぶ前にスプートニクの恋人というなんだか訳の解らない小説を読んで以来の難解な短編小説であったが、今回は短いが故に一つ一つの面白さが良くわかった。

割と題名や帯書きで本を選ぶ傾向が強いので、今回も「女」というところと表紙の絵が興味を惹かれたところであった訳で、村上春樹を理解するには、まだまだ修行が足りないということだろう。

この本を読み終えたので、やっと1Q84-book3の読み解きに時間が使えるようになった。

2010年4月18日日曜日

スポーツジムは老人倶楽部

3月からスポーツジムに通っている。ナイト&ホリデーと言うコースで平日の夜と休日に利用できるコースである。まぁ、2時間位運動するのだが、ここに通っている人の年齢層を見ると男女とも自分より年配の御仁、御婦人が多い。入会の時も会費の支払いや個人情報の取扱で事務局ともめた経緯もあって、このまま継続する気は半分失せている。

元々、地元のボーリング場などを経営する会社が始めたもので、会員層がやや年配に偏るのは地域密着だからだろう。前、ちょっと通っていた全国展開のジムの方が、年齢層が若かった。ん〜〜〜〜〜〜〜。

効果が出るまでは続けないと、な。

2010年4月10日土曜日

東京散歩II

天気に誘われて、昼下がりの東京散歩に出かけて見た。今日はその第2弾。半蔵門から内堀沿いをテクテク歩く。何と言っても千鳥ヶ淵の桜から。散り始めた桜吹雪の中を歩くのは持ちいい。



そして、近代美術工芸館の前を通りかかった時、このモニュメントに目を引かれた。テーマは遷移とのこと。石を上手く組み合わせて、徐々に倒れていく様子が良く表されている。石を斜めに支えるための切れ込みと、断面を面に直角に見せるための切れ込みの具合がたまらない。

そんでもって国立公文書館前。旗本、御家人の暮らしぶりを残された文書から解説したもの。筆で書かれた読めない日本語についての解説付きというのもおかしなもんであるが、幕府直轄の武家の暮らしぶりというのは、割と質素なものだった。中でも、離縁と再婚が多く、文書として残されているというのも興味を惹かれた。

平川門から大手門までは皇居の中を歩く。パレスホテル建て替えの工事現場がやけに騒々しい、春の一日。半蔵門駅から大手町駅まで歩いてみました。

東京ドームで野球観戦

昨夜は久しぶりにナイター観戦で東京ドームへ。巨人−中日戦。座った場所はバックネット裏やや3塁寄り19列目。グラウンドからは適度に近くて久しぶりのスタンドの熱気が感じられた。シーズンシートのチケットをもらったのであるが、通路には立ち見が並ぶくらいなら来ない人の分を立ち見より安い料金で売ってあげて、少しでも収益を増やせばいいのにねと考えるのは素人の浅知恵だろうか。

平日は、なんだかんだと気苦労が耐えないが、たまにこうした熱気を感じると少しはストレス解消になるな。

2010年4月4日日曜日

記号論への招待

昨年11月にこのブログにも書いたが、やっと読み終えた。最初は、取っ付きにくい内容で、理解を進めるために何度も読み返す事になった。途中で諦めようかと思ったが、モールス信号が出て来たあたりで、何となくそういうことかと理解できるようになった。

この本を読むきっかけは、今一番気になる人からの紹介というのもあるが、言語に造詣を持って考えるといろんな事柄が解りやすくなるということに気が付いたということでもある。子供の頃、父親が買って来た辞典や事典を暇があれば読んでいて、言葉の知識を知らず知らず身に付けて来たという共通の出来事があったからかも知れない。

記号論が礼儀作法にまで通ずるというのはなかなか面白い。まぁ、あの人が読んでいたから読んでみようというのも安易な動機だが、人を知るにはこういうことも必要なのである。

2010年4月1日木曜日

ミッドウェー

太平洋戦争の勝負のポイントとなったミッドウェー海戦の敗戦の要因を真珠湾の爆撃隊長淵田少佐が書き下ろしたノンフィクション。古くに出版されたものの文庫本を購入して読んだ。

帝国海軍が以下に航空母艦を軽んじたかが良くわかるし、南雲中将の優柔不断さ(優しさ)が勝負の分かれ道になったんだということが良くわかる。アリューシャン列島に不時着した零戦や暗号の流出など、精神論だけの軍隊が情報戦に弱いかが理解できる。

その前に起きた珊瑚海海戦の文庫本も読んでみたが、淵田少佐の描写は非常に解りやすいが、さぞ多くの部下をたった数発の爆弾で失った無念さは想像を絶する。