2010年3月28日日曜日

MUSES-C

僕が、ここ数年、ずっと見守り続けている小惑星探査機がある。「はやぶさ」君である。知らない人も多いだろうが、小惑星の土のサンプルを地球に持ち帰る JAXAのプロジェクトが、実はまだ細々と続いている。

途中、トラブルで「はやぶさ」君は宇宙のチリになりかけたのだが、その後の必死の救出作戦で、3年の年月をかけて、まもなく(と、言っても、後3ヶ月位)地球に戻って来る。サンプルを採取できた可能性は非常に低いのだが、探査機を地球に帰還させるってすごいことである。

このページは実は地味な存在なのだが、必死の救出作戦の様子は、読んでいて本当に感動ものである。ここまで、地道で辛抱強く粘り強い人達がいるんだなと感心するし、今の自分もそうでなければならないと改めて思う。

後、26,963,580km。がんばれ、「はやぶさ」君

2010年3月27日土曜日

1Q84 BOOK 3

いやぁ、まだ読んでないんで、コメントはありません。どんな展開になることやら、興味津々だが、これだけ発売前から話題となるんだなぁ。実は発売予定を人づてに聞いて、慌てて予約発注したもので、こんな時、インターネット上のサービスの便利さを感じるのである。

日本全体が大きな変革の時期を迎えているような気がして来た。そこに貢献することが、自分のこれからの人生の目標ではないだろうかと思ったのである。すごい飛躍だが、そう思う。

2010年3月21日日曜日

伸びる東京スカイツリー

東京スカイツリーを見に行って来た。押上駅のすぐ傍なので自宅から20分もあれば着いてしまう。今日は3/21なので321mだったらいいのになぁと思っていたら残念318mだった。これはもうオノボリさん以外の何者でもない。強風と黄砂が吹きすさぶ中、ちらほらと見物の人が集まって来て盛んに携帯やデジカメで撮影していた。タワーを見ていると、「三丁目の夕日」で東京タワーがどんどん伸びて行く様子が思い浮かぶ。昔の人もこうして、毎日少しずつ伸びて行くビルタワーを見上げていたんだろう、と。

天気が良かったので、そのまま、散歩。押上から隅田川に出て、川沿いを吾妻橋まで下り、連休の中日(お彼岸の中日)で賑わう雷門の前を素通りし、合羽橋通りを南下して浅草通りを京成上野駅まで歩いてみた。結構歩けるもんだ。

春の嵐

昨夜から急に風が強くなって、朝の4時頃窓の外の風の音で目が覚め、その後の雨に備えて通気孔の閉鎖や雨漏り対策と、荒天準備となった。船の場合、荒天になってからだともう遅い訳だが、鉄筋コンクリートのマンションの室内だから、まぁ良しとしよう。

布団に戻って二度寝に入りながら、遠い昔の記憶が甦る。あの日も、家の外の強い風の音や庭の松の木のこすれる音が一人欠けた家族の夕食を重苦しい雰囲気にしていた。TVを見ながら食卓を囲むなど無い時代、家長の居ない夕食などあるはずがない。そんな時、電話が鳴り、不安が的中するのである。長い1週間の始まりだった。

この時期は台湾坊主が吹き荒れる感じなのだが、今回の低気圧は太平洋高気圧に押されたのか北上してしまったようである。台湾坊主と言うには中心となった低気圧は黄海あたりで発生しているから正確には違うかもしれないが、この時期の温帯低気圧は本当に怖い。いまでこそ、こうして気象衛星から雲の動きが30分おきに観測でき、様々な情報をスーパーコンピュータが処理して、短時間で予測を立ててくれる。でも、いくら技術が進歩しても、人間の運命は予測できない。

自分にとって春の嵐とは、そういうものなのである。

2010年3月20日土曜日

ほかならぬ人へ

直木賞を取ったということで、久しぶりに白石一文の単行本を買った。「ほかならぬ人へ」、「かけがえのない人へ」の2編であるが、いずれもいつもの白石パターンのような気がして、ちょっと残念な気がする。いいたいことは解るのだが、ストーリーに奥深さが感じられずちょっと淡白になったかな。

やる気がなくなる症候群ってやつかね。最近、どうも物事にやる気が起きなくなって来た。大のおっさんが言う台詞ではないが、バイタリティが湧かないっていうことなんだが、何故なんだろう。

もうすぐ、桜が咲き始める。そろそろ、気持ちを切り換えんといかん。

2010年3月14日日曜日

採用面接

気が早いもので、来年度卒業予定の学生の面接が佳境を迎えている。超青田刈り。卒業できるかどうか、研究が終わるのかどうか解りもしないのに、いいんだろうかね。まぁ、他にいくつも内定をもらっておいて安心したい学生が山のように来ているということだろうが、世の中そんなに甘くない。

年々学生の質というか姿勢が変化している。何故仕事に就きたいか明確に語ることができる人間は一握りである。しかも、たいした経験も無いくせに一人前の事をしゃべるのである。何故その仕事をやりたいか、何故その会社を志望するのか、もっと熱く語って欲しいんだけどなぁ。

今日も休日出勤までして最終選考に通したのは3/8である。厳しいと言われるが、採用する側も会社の経営を考えるとこちらも厳しいのである。内定取り消しはやったことがない。卒業ぎりぎりになっての内定取り消しは学生にはつらいだろうが、それも会社の思いやりであることを学生諸君は解ってくれないであろう。

自分の道は自分で切り開くものである。会社はいざとなったら何もしてくれないものであることを認識すべきである。

2010年3月13日土曜日

面白南極料理人

定番ですね。映画を観よう観ようと思いながら観損ねてしまったので、単行本を買いました。もう10数年前の出来事になってしまってますが、過酷な生活をしなければならない人間達の話です。一部のマニアックな人達によって、日本の南極観測が支えられているとも言えるでしょうが、観測を支える設営にもスポットを当てた内容なのでおもしろおかしく読ませてもらえました。

ただの日記とも言えるでしょうが、1年間同じメンツで閉鎖された空間で生活することがどんなに大変かは、当人達にしか解らないでしょう。自分が船乗りだった時も同じと言えば同じですが、航海中長くて1ヶ月で港に着いて、つかの間の骨休みができる気楽さに比べれば、南極越冬隊は過酷ですよね。共通点は、料理の好きな、つまり本の中でも書かれているが、サービス精神旺盛な司厨長(コックさん)が居てくれると、単調な生活も楽しくなるものなのです。「食」って大切なんです。

いつかチャンスがあればこの設営に参加したいと思っている馬鹿なオヤジは他にも居るんだろうな。チャンスがあればという仮定を置いて何かを始めれば、きっと何かが生まれると信じたいものである。今月後半は飲み会が続く。

2010年3月6日土曜日

気が付けば3月

あっという間に2月が終わり、3月に突入。先週はいろんな出来事があって、自分自身を見失いそうになる。これも試練なのだろうと、覚悟を決めて戦うことにした。冷静になればなるほど、この出来事を重く受け止めて考えなければならない。こういう運命にあるのだと、理解するしか無い。

今月から朝早く会社に出て、クラッシックを聞きながら仕事をすることにした。歳を取って、早起きが苦にならないので、朝の一時を有意義に過ごせている。昼間眠くなるのが欠点。

春がやって来る。