2011年12月23日金曜日

遥かなる航跡 (集英社文庫) [文庫]

航跡という言葉に反応して裏表紙のあらすじを見て買う事に決めたのだが、いい歳をしてこうした恋愛小説を読みたくなるというのは、よほど恋愛に飢えているのだろうか。まぁ、そんなことを深く考えもせず、読んでみた。確かにこの本を読んでいると情景が浮かび、瀬戸内海のしまなみ海道を旅してみたくなる。ちょうど、自分が思春期の時代と重なる部分でもあるが、日本がまだ日本たる文化を色濃く残していた時代が哀愁を誘う。 こういう経験をしてみたいものだと思ったが、異国人との愛情を交わすような勇気もないので、こういう本を読んで満足しようとしているのかも知れない。こういう小説を読みたくなるのは、女性的性格なのかもしれない。

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