業界人として電話を発明したベルの話を知っておくべきだろうなぁと、この本を読んでみる事にした。なんか推理小説的なストーリー展開であるが、よく調べたものである。ノンフィクションミステリーと言うほど、ミステリー性は感じられなかった。読んで行くと、いろんな事実や状況分析を少しずつ出されるので、途中退屈になる部分もある。
でも、まぁ、今さら本当の電話の発明者は誰かをはっきりさせる意義は、何なのだろうか。確かに、このストーリーで書かれているように、ビジネスを巡る陰謀や野望が付いて回るのはあたり前なので、当然と言えばそうだが、100年前の出来事がここまで暴かれるというは、確かに面白い気もする。
現在、起きていることを将来振り返るとき、現在の電子化された社会の記録というものが果たしてこうも正確に保存できているのだろうか。アーキビストという職種があるらしいのだが、日本ではこういう物に対する理解度が低いという問題もある。
日本も終わりかな。
2011年1月22日土曜日
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