連休中の映画鑑賞にと、レンタルしていたものの中の一つがこれ。大作でもあるし、何と言っても砂漠のシーンが実写ならではのできばえ。アリとの出会いやアラブ民族間の闘争心の火の付け方などがお気に入り。ダマスカスを占拠した後の苦悩やフェイサル国王のしたたかさなどアラブ民族を良く描いているところに感心する。
実話に基づいた映画なので、歴史を理解しながら観ると面白い見方ができると思う。トルコもアラブもヨーロッパも身近に感じてしまう。
アラブ人が野蛮な遊牧民族だという人もいるけれど、欧米人の根底にも同じ戦いで奪い取るという本能が眠っているんじゃないかと思う。アラブ人が流浪の民と言ったものだが、そうさせたのはトルコとの戦いだった訳だし、文明の発祥の地の血を引く人達なので、歴史が受け継がれているのかも知れない。
ちなみにこの映画は、私が生まれた年に公開されたもの。たった数十年だが、歴史を感じる。
2011年5月4日水曜日
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