昨年11月にこのブログにも書いたが、やっと読み終えた。最初は、取っ付きにくい内容で、理解を進めるために何度も読み返す事になった。途中で諦めようかと思ったが、モールス信号が出て来たあたりで、何となくそういうことかと理解できるようになった。
この本を読むきっかけは、今一番気になる人からの紹介というのもあるが、言語に造詣を持って考えるといろんな事柄が解りやすくなるということに気が付いたということでもある。子供の頃、父親が買って来た辞典や事典を暇があれば読んでいて、言葉の知識を知らず知らず身に付けて来たという共通の出来事があったからかも知れない。
記号論が礼儀作法にまで通ずるというのはなかなか面白い。まぁ、あの人が読んでいたから読んでみようというのも安易な動機だが、人を知るにはこういうことも必要なのである。
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