2010年10月31日日曜日

小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡 [単行本(ソフトカバー)]

長かった旅の終わりはあっけないものだった。この探査機を知ったのは、激動の年、2003年だった。小惑星に旅して、そこに着陸し土を持ち帰ると言う離れ業をやってのけるというもの。ターゲットマーカへの名前の募集には応募しなかったが、気の遠くなるような旅をイオンエンジンとスイングバイ航法でやってのけるというもの。

途中のいろんなトラブルやタッチダウンの様子などは本の中に書いてある通り、地球で見守るあの時の様子が思い出される。インターネットのおかげでいろんな状況をほぼリアルタイムに見ることができるわけだが、圧巻は地球再突入の様子。TVの中継こそなかったが、インターネットでの中継は感動ものだった。もっと詳しい映像を後に見る事ができたが、7年の宇宙の旅を経て戻って来る事ができたということは、本当にすごい事だと思う。

きっと、何年か後、日本人の宇宙技術者が何かすごい事をやったとき、その人はこの様子に感動した子ども達であったであろうと思う。すごいぞ、日本。

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