2009年12月10日木曜日

月下の恋人

浅田次郎は、昭和の風情を感じさせる恋物語を書いてくれる。顔に似合わない物語を読んでるんだなと思われそうだが、この歳になるとそういうことに縁が無くなったので、本の中に自分を置いてみたくなる。この本は短編なので、それぞれのストーリーには関連性はないが、死者が幽霊となって登場したり、死に損ねたりするようなストーリーばかりが書かれている。

メトロに乗ってという映画を観て、浅田次郎の本を読むようになった訳だが、オカルト的なでも様々な恋愛を描いているという点でちょっと特殊性があるのかもしれない。

ま、なんにしても、月夜、それも快晴の満月の灯りの下で、海を眺めながら、二人で砂浜に座れば、誰とでもロマンチックな気分になれる。あぁ、そんな、満月に久しく遭ってない。

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