2009年12月17日木曜日

組織に埋もれず

実話に基づいた企業マンの小説。高杉良のいつものストーリーである。辞表撤回というタイトルから元のタイトルに戻った訳だが、辞意を翻意してサラリーマンに戻った丸山という人物については、共感できるものがある。

会社の中で自由に動ける人というのは、そうそう居るものではない。が、しかし、そういう人が居たとしても、排除されるのが世の常である。

高杉良の小説は、途中でだんだん先が見えてくるので、もうこれ以上は読むことは無いかも知れないが、サラリーマンである自分を写す鏡のようにも思えるので、つまんない夜の読み物として、たまにはいいかな。

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