2009年11月3日火曜日

奥久慈の旅

奥久慈の温泉というと日本三大瀑布の一つ袋田の滝の下流の袋田温泉へ行ってみるか、ということで久しぶりの一泊関東近場温泉旅行に行って来た。月待の滝、袋田の滝、生瀬の滝、と3つの滝を見て回り、マイナスイオンで心を落ち着け、渓流露天風呂でりんご湯につかり、身体を温めた。
紅葉は見頃の少し前と言う感じだが、適度に赤や黄色が交じっていて、秋は感じられた。日が沈むと急に寒くなり、さすが茨城の北部を感じさせる。生瀬の滝は、非常階段よりも急な階段を登らなければ観る事ができないので、体力の無い身には辛かったが、袋田の滝の上流の小振りな滝は、決して下から見上げることが出来ないので、無理をしても階段を登りきって観るべきである。

車で旅をする時は、ひなびたローカル鉄道の駅に立ち寄る。那珂ICで常磐自動車道を降りると、水郡線沿いを北上。玉川村駅〜袋田駅間では、ディーゼル列車に乗ってみた。

翌日は、国道461号を使い山越えで高萩市に抜け、国道6号を北上し、福島との県境に近い五浦海岸で折り返し。茨城県天心記念五浦美術館の駐車場に車を止めて、断崖絶壁まで歩いて降りて、波のくだける音を聞く。

そして、国道6号を南下。かつて在った桜川駅跡、大甕駅(おおみか)、 日立駅、阿字ケ浦駅、那珂湊駅。車で走ると、鉄道との共存共栄ができなかったのかと常々思うのである。那珂湊の魚市場の回転寿しを喰らい、ETC割引で安くなった北関東自動車道から常磐自動車道を使って帰って来た。

実走行時間24時間の総走行距離470Km。のんびり走る今回は、1800ccのプリウスを借りてハイブリッドエコ走行。燃費の良さはさすがでしたね。

今回のお勧めは、月待の滝のそばにある蕎麦処「もみじ苑」。注文してから口に入るまで、50分待ちましたが、待った甲斐がある旨さ。あっという間に食べ終わって、ちょっと残念。滝を見下ろしながら食べる手打ち蕎麦は、心地良いのどごし、この絶妙の組み合わせが最高である。川床もあって、この時期はちょっと寒いが、夏はさぞかし心地良いことだろう。室内にはそうめん流しのセットもあったが、これはちょっとやりすぎ。


那珂湊の魚市場に隣接する回転寿しは、味がどうのこうのというよりも、ネタの鮮度の良さだけが売り物のはず。だが、、、あれなら街中の寿司屋を探してゆっくり腰を落ち着けて食べた方がいいな。むしろ、魚市場で魚を買う人があんなに多いなんて驚きでした。もう一泊、余裕を持って回れば、旨い魚料理に巡り会えたかもしれない。

欧米人に比べたらかわいい一泊二日の自動車で行く温泉旅行。仕事を忘れるには、ちょっと短過ぎ。でも、太平洋の海風に吹かれて、ちょっと癒された感じがする。

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